私の気持ち


「お酒飲んだだろ?」

少しの沈黙のあと先生が言う

あぁ、やはりか。分かっていたものの
改めて言われるとなんと返そうと迷う

「なんで?」
どうして知っているのかと言う気持ちを込めて
質問で返してみせる

「近所の人から学校に連絡があった。
公園で中学生が酒盛りをしてるってな」

なぜか先生は真っ赤な嘘を付いた
私が知らないとでも思っていたのだろうか

「それ嘘でしょ?あんたが交換ノート
見たってクラスの子言ってたよ。
あんたにはプライバシーとかないの?」

悪い事をしたのは私達
しかしそれを素直に認めれるほど
大人でもなかったしそれ以上に腹が立った

今となっては本当に子供だと思う
恥ずかしいくらいに

次の日くらいに放課後飲み会をした
メンバーの親が呼び出しを受けた
私の親も勿論呼ばれ三時間ほどで
話し合いは終わった

ぞろぞろと教室から出てくる親を横目に
自信の親を目でおい目当ての人物を見つけると
後ろにピタリとつけついていった

帰りの車の中でもシーンとした空気のまま
家路まで続いている

沈黙を破ったのは母だった

「お腹減ってない?」

てっきり私を力一杯叱ると思っていて
母から告げられた予想外の言葉に小さく

「減った」
そうポツリと呟いた

きっと怒る気力もないのであろう
父もなにも言わない
いっそ叱ってくれればいいのに
殴ってくれたって構わない
そうしてくれれば幾分ましだっただろうに

家に着き遅めの夕食をとり普段通りの生活
しかし空気が重い

そんな日も数日だった
数日立てば普通に会話もしたし笑った

変わった事といえば交換ノートを見た
担任のいじめが始まったことだ

当時サッカー部の顧問だった彼は
お世辞にも好かれてるとは言えず
無駄に暑苦しい態度や日に日に変わる発言で
多くの生徒に嫌われていた
私も彼を嫌った一人で彼の発言の度に
ちゃかしたり暴言をはいたりしていた

本当に嫌なやつだった
担任ではない私だ