中学生の私は何処か冷めていて
人生なんか楽しくないなんて毎日思っていた
死んでしまってもいいなんて
本気で考えていた

何かが辛かったとかいじめられたとか
そんなんではけしてないけれど
どうしようもなく毎日が嫌だった

中学生の私は反抗期真っ盛り
何かにつけては家族にも学校にも
当たりちらしていて

そんな私の姿は12歳くらいの子には
かっこよく見えるらしく
誰が言ったわけではなくリーダーみたいな
存在になっていた

私の周りには悪ぶりたい年頃子が大勢寄ってきた
優越感と言うのだろうか
自分が中心に回っている時間が
たまらなく好きだった

中学生のわりには目鼻立ちが
しっかりとしており
上級生からもすれ違い様に
「あの子可愛くない」などと言われた

彼氏は3年生で好きと言うよりも
年上のイケテる彼氏と言う肩書きが
好きだったと思う

「まなの彼氏カッコいいし
凄い優しいよねー」
周りは羨ましそうに言う

「そうでしょ!自慢の彼氏!」
そう言いながらも私の気持ちは
一週間ほどで冷めていた

一度冷めてしまうと彼の事を
腫れ物を触るような目でしか
みれなくなる

好きと言われるたびに寒気がしたし
鬱陶しい存在でしかなく
すぐに別れてしまった

そんなことの繰り返し

好きになり何となく付き合って冷めて別れて
何度となく繰り返したサイクル

付き合うといっても所詮中学生
進んだところでキスまでだったし
それが進んでいると思っていた

彼氏といる時間よりも友達といる時間が好きだった