「凛先輩!ちょっといいですか?」 「は、ハイッ!!!」 後輩に頼られるのはやっぱり嬉しい。 私を呼んだ一年生たちの側へ行った。 「なぁに?」 「先輩って、春木翔のこと知ってますか?」 「え……うん。知っ……てるけど……」 後輩の女の子たちはニヤリと笑った。