「何それ! お礼になってない!」 「じゃあ、俺は寝ます。おやすみなさい、センパイ。」 「き、急に何? ……春木くん!?」 私の制止を振り切り、 春木くんは早歩きで自分の部屋へ戻っていった。 「ファーストキスなのに…… ワケわかんない…」 夢にまで見たロマンチックなファーストキスはあっけなく、意味不明に、 小悪魔な後輩に奪われてしまった。