「なんですか。」



「いや、朝苦手でしょ?

可愛いな、と思って。」




春木くんは私の笑顔を見て、

ハァーとため息を漏らした。




「昨日あんなことされておいてよく『可愛い』だなんて言えますね。」



「っ……」




思い出さないようにしてたのに……!




「あ、それと、センパイ。」




春木くんは私の焼いたトーストを頬張りながら言った。