「じゃあ何も迷うことなんてないですね。」 「…… 会える?会いたいとき。寂しいとき。 どうしようもなく触れたくなったとき、私と会ってくれる?」 「飛んでいきますよ。」 「じゃあ、来年は私が飛んでいくから。」 「ああ。待ってる。」 春木くんはそう言って、私をそっと包んだ。 「後1年、遅く生まれたかった……。」 「そんな必要ないですよ。 俺はセンパイだから好きになったんです。 同級生のセンパイなんてセンパイじゃない。」 その言葉に言葉は返せなくて、涙だけが頬を伝った。