どうしよう。
やっぱり戻ろうか。
保健室に行こうかな。
でも、ファンの子達がいるだろうし、
強がってそのまま教室に戻っているかも……。
「凛!!」
「へ……」
目の前には一華のきれいな顔のドアップ。
「な、何!?近い!!」
「何回呼んでると思ってんの!?
どーしたの?さっきからおかしいけど。」
「いや……」
話そうか迷う。
せっかく忘れようとして、井波くんとも仲良くなって、
一華にも協力してもらったのに。
今春木くんのところへ行っちゃえば、それが全部無駄になる気がする。
「凛……」
一華の顔がどんどん心配そうな表情になっていった。



