明るい所に出る直前に、春木くんは私を解放した。 「あー、楽しかったですね♪」 「何言って……!」 「特に後半。」 自分の唇についた私のグロスを親指でぬぐう。 その色っぽい声と仕草にクラッとする。 「もういいから! 早く次のアトラクション行こ!!」 「ハイハイ」 いまだに照れて春木くんの顔をまっすぐ見れない私をバカにするみたいに春木くんはケラケラと笑った。