「ねぇ、センパイ……」 春木くんの表情が一瞬固くなった。 「ん?何?」 「…………」 少しの沈黙の後、吹っ切れたようにいつも通りの可愛い笑顔を浮かべた。 「俺、金貯まったんです。」 「え……」 「実家で、やっぱりバイトだけじゃ大変だろうって まとまった金もらえたんですよ。」 悪い予感が頭をよぎった。