大きく開かされ、スルリと剥ぎ取られる。

私は思わず息を飲んだ。

「へぇ…白くて柔らかそうで…綺麗じゃない」

畠山君はそう言いながら、私の反応を窺った。

すぐには手を出さない。

こうして言葉を並べ立て、私を煽る。

薄暗い部屋の中、赤い蝋燭に火を点けながら、私を照らす。

ぼんやりと薄明かりの中で映し出される私の顔は、上気して火照っていた。