「舞、こっちだってば」
手を引かれ、
私は乗り慣れない電車から脱出。
なんてせっかちな朝。
これも全部ぜーんぶ、
隣にいるこのイケメン教師のせい!!
あれから最後までいきそうになったのを止めて、それから動くのが大変だったんだから!
誘惑とフェロモンと……。
「まずいな、入学式間に合うか」
高級そうなシャラシャラ腕時計を見ながら言った。
だから、渉のせいだってば!
スーツ姿もよく確認せずに出てきたから心配で心配で。
私、変じゃない?
たとえ、お店で確認して買ってもやっぱり気になるもの。
「次、走れ!」
通勤が体育並だよぉ……

