買い足した私の分の食器が蒼汰の部屋のキッチンに並ぶ
そんな些細な事でも私は幸せになれる。
「さぁ〜美空、さっき何を考えてたのか話してもらおうか?」
「えっ?なんの事?」
「誤魔化しても無理。」
「ん〜~さっきは‥蒼汰が今まで自分の事隠さなくちゃいけなかった事、苦しかっただろうなぁって思ってただけ。」
「そんな事考えてたの?」
「そうだよ?うまく言えないけど‥
今幸せだからこそ考えるって言うか‥」
「美空がどんな事を思ったのか
わからないけど‥言えなかったのも
言わなかったのも
オレ自身が決めたことだからさ?
それでも美空に本当の事を話せたのは美空だったから。それは事実」
「ありがとう。こんな私に話してくれて」
「それはオレのセリフ。
美空が秘密だらけの俺を信じてくれたから今があるんだから。」
蒼汰の言葉一つ一つが
私には嬉しすぎて‥
蒼汰を好きになって良かった
本気でそう思えた。

