決着⑥




『ん?何が?』

『どうして強い人が好きなパパが秀ちゃんを気に入ったんだろうって。
絶対秀ちゃんプレッシャーとか感じたら帰りたい~!ってなる人でしょ??だからさぁ。』

・・・あはっあはは!どうやら俺のメッキなんて千鶴の前ではとっくの前に剥がれてたみたいだ。

たくましい彼氏を演じてたつもりだったけど全部おみとうしだったなんて、そう考えるとアホらしくて自然に笑みが溢れた。