がさごそと袋を探りながら、

「食べる?うまか棒」

緋人はそう言った。



「いや、いい」

「そう?」

「…つか、食べすぎ」


横目で緋人にそう言うと、緋人はそうかな?と笑っている。


「じゃあ、早速アベックはひまわり畑に行こうか」

「…は?」

「いいじゃん、行こう!」


有無を言わさず、緋人はあたしの手を握ると走り出した。
しばらく走った先にあったのは。



「や、っば」