生きることの意味【完結・加筆完了】



そこに立っていたのは、派手な四人組。
ちょっと吃驚。
もしかしてあれって緋人の友達?


全員カッコいいんですけど。え。モデルとかじゃなくて?
制服を着崩してる姿もカッコいい。



「瞬ー!」



そう声をかけてこっちを向くのは、先頭にいる黒髪の男の子。
緋人を見付けてもニコリともせずに、険しい顔をする。

なんだか、とっても嫌そうですね。



「……緋人。これって何」


スタジオとかを見て、凄く嫌そうな顔をしていた。


「あ!ちょっと!緋人ってあの緋人?
めっちゃ興奮してるんだけど!あっきー知ってた?」

「知らない。新ちゃん、俺も今大興奮中」

「へー。瞬ってモデルの友達いたんだ。すげえ」



後ろにいた三人が瞬と呼ばれた男の人の後ろから顔を出して、次々に話し出す。
今時のちゃらい感じの、男の子達。

この瞬さんって人だけはちょっと違うけど。