それに俺は知っていた。 真琴には小さいときからずっと好きな奴がいることを。 そのことを俺はすっかり忘れていて宮武さんに言えずにいた。 そのことが宮武さんを傷つけてしまうなんてそのときは考えられなかった。 今思えば、その時の俺は馬鹿だなとおもった