真冬の紅葉が散るように

それは、拳銃だった。




ずっしりとした金属の重みが手に伝わってくる。




「使うの?」




「必要な時だけに使って。それは君にあげる。」




「あ、ありがとう?」




「なんで最後疑問形なんだよ」




「ちょっと、びっくりしちゃって。」