魔法の国の少女


私は自分の回りにシールドをはった。

セイラさんが今までに無いくらい集中する。

その手には眩しすぎるほどの光の球が握られていた。

ぐっと姿勢を低くする。

「ハーッ!」

声と共に私に向かって投げた。

私は思いっきりシールドに力を込めた。

「く、くぅ…!」 

あまりの重さに顔を歪めた。

パァン!

光の球が弾けた。

防ぐことが出来たんだ!

そう喜んでいたもつかの間。

…もう1つの光の球が私めがけて飛んできた!

まずい! 

そう思ったときにはもう遅かった。

力も込めず、弱くなっていたシールドはもろくも破られ、光の球は私を直撃した。

「ああっ!」

光だから痛みこそ無いが、眩しさのあまり目がくらんだ。

思わず座り込んだ私に、セイラさんが言った。

「最初のを防いだからって、油断しては命取りよ。」

「…っ」

「光だったから良かったけれど、明日だったら今のは間違いなく大ケガに繋がっていたわ。」

…自分が恥ずかしかった。

私から遠慮なしにって言ったくせに、あっという間にこの有り様。

あきれて声もでなかった。

このままじゃ明日のモンスタータイムには臨めない。

「す、すいません…。」

私はその後も、セイラさんの手を借りて、

何度も練習を続けた。

何度も、何度も。