あの日、青春のど真ん中で


ナナのことを抱き抱えながら、俺は椅子に座り、手紙の数々を見つめた。


…はがきが1枚に、封筒の手紙が2枚。


封筒の手紙はただの宣伝のようなもので、丸めてゴミ箱に捨てる。


そしてもう一枚のはがきを見たとき、俺の胸はとくんと波打った。