ある日二葉はインフルエンザで休んだ。



板橋くんはいつも話しかけに来ていた二葉がいなかったからか

私に話しかけてきた。



「今日って二葉ちゃんお休みなの?」

「インフルエンザなんだって、良かったらお見舞いに行ってあげて!」



私はそう言って板橋くんに二葉の住所をかいたメモを渡した。



板橋くんは少し照れくさそうに「あ、ありがと」って言って
廊下を駆けて行った。




そんな板橋くんの背中を見ながら私は二葉のことを思った。