「二人ともおか……」
〈ドカッ〉
「やめて!輝!」
輝は彰君達の所に行くと彰君を殴った。
「し、彰…」
彼女さんは彰君の所に駆け寄る。
「お前、俺の女に手出すんじゃねぇよ。」
輝は怖い顔で彰君に言う。
「輝、彰君は…」
全部私が…
私が悪いの…
「菜緒は黙ってろ。」
輝が言う。
そんな事言われても…
「全部私が悪いの…。私を殴るべきだよ…。お願いだからやめて。」
私は涙を流しながら言う。
「菜緒…」
「彰君、輝…ごめんなさい。」
私が全部悪い。
ちゃんと自分の気持ちに素直になればよかったのかな?
そしたら二人を傷つけずに…
「どういう事なの?」
彰君の彼女さんは私達を見て聞く。
「菜緒、帰るぞ。」
輝は私の手を引く。
「ごめん。」
私は輝の手を離し言う。
「菜緒…?」
「一人になりたいの。」
私はそう言うとみんなから離れた。
ちゃんと諦めなきゃ。
輝とは別れて
彰君も頑張って諦める…。
そうするべきなんだ。
私はいっぱい傷ついてもいいよ。
でも
みんなだけはこれ以上傷つけたくないの……。
嫌なの……。
――――……
〈ガチャ〉
私は家に帰ると部屋に行く。
〈♪〜♪♪〜♪♪〜♪♪〜…〉
携帯が何度も鳴る。
輝からだ。
もう終わり……。
私は最低だよ…。
どうしようもない女…。
私は電話に出ない。
すると
〈♪〜♪♪♪〜♪♪〜♪…〉
今度はメール。
私は携帯を見る。
《From:彰君
………………………
俺は大丈夫だから心配するな。菜緒は大丈夫?》
彰君…。
胸が切なく痛む。
私は返信できなかった。
もう終わり……。


