Pure’s








「花火大会…?」


「そう。輝と私と彰君と彼女さんで。」


――掃除の時間。


私は彰君に花火大会の事を話す。



「菜緒はいいのか?」


「ん?別にいいよ。ダブルデート嫌いなわけじゃないし。」


「そうか。」


「久々に浴衣着るんだ!楽しみ。」


私は笑って言う。


すると


「楽しみにしとくよ。」


彰君は笑って言う。


――ドキッ。



「う、うん。」


花火大会…かぁ。



私は花火大会であんな事が起きるだなんて予測もできなかった。




―――――……




「菜緒の浴衣楽しみだなぁ!」


「楽しみにしててよ?」


――放課後。



私と輝は一緒に帰る。


すると


「あれ?」


「ん?」


輝が立ち止まる。


私も立ち止まり輝の視線の先を見る。


……あ……


彰君が走ってる。


陸上部の練習みたいだ。


かっこいい…。


やっぱり走ってる時の彰君ってきらきらしてる。


「菜緒、あのさ…」


「ん?」


私は輝を見る。


「やっぱりなんでもない。」


「ふーん?」


彰君、そういえば大会近いんだ。


頑張れ。





―――――……




――花火大会当日。


えへへ。


私は鏡を見てにやける。


浴衣…嬉しいな。


白地にピンクの花柄の浴衣に同じ柄の巾着にぞうり。


可愛らしいビーズの花の髪飾り。


よし。


「行ってきます!」


私は家を出た。


待ち合わせ場所の河原に私は向かう。



ドキドキだ。






―――……


「菜緒!こっちこっち!」


待ち合わせ場所の河原に着くと輝が私を呼ぶ。


私は輝の所へ。


「浴衣可愛い。」


「ありがとう。彰君達は?」


「まだみたい。」


「そ、そう…。」


まだ…か。