――――――――
――放課後。
「菜緒、帰るぞ!」
輝が教室に迎えに来た。
「じゃあな。」
彰君は笑って私に言う。
「う、うん。バイバイ…。」
私は彰君に言うと教室を出る。
「菜緒、あいつと仲良いんだな。」
教室を出るなり輝が言う。
「…え?」
私は輝を見る。
「あいつとあんま関わるな。」
「……え……」
輝…?
「妬けるんだよ。あいつ、俺よりモテるのは確かだし。」
「大丈夫だよ!友達だし…」
「俺が嫌なんだよ。」
輝は冷たく言う。
………え………
「輝…」
「とにかくあんま関わんな。」
「……うん。」
そうだよね。
私には輝がいる。
他の男子にドキドキなんかしちゃだめだよ…。
彰君に……。
私は輝の手を握る。
だめな私……。
―――――
「ただいま。」
家に帰る。
輝と今日あんま楽しく話できなかったな…。
輝…ヤキモチ妬きだからね。
彰君とは関わらない方がいいかも。
でも……。
私…………。
―――――――
毎朝、輝と登下校。
校外学習が近いため彰君とその打ち合わせで話したり
結局関わらないというのは無理なわけで…
彰君に話しかけられると無視ができない。
彰君といると楽しいから。
だめな私…。
輝はあれから何も言わなくなった。
そんな日々が過ぎ…
―――校外学習当日。
「………え………」
またバス…彰君の隣…。
「あ、また菜緒の隣?俺らよく一緒になるな。」
彰君は笑って言う。
「あはは…。」
……なんで?
今日いっぱい彰君と一緒じゃん…私……。


