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「美味い!」
「彰君、弁当も食べたんだよね?」
パンの量半端じゃないよ?
「彰君、よくそんな食べて細いね。」
「あー、運動ちゃんとしてるからな!」
「なるほど。」
――購買に行くと私達は教室でパンを食べる。
「菜緒、なんで牛乳買わないんだよ?」
「いいじゃん!成長止まったの!今更気にしてらんないよ…」
「そっか。じゃあ俺はやばいな。」
「へ?」
「身長まだ伸びてる…」
「イヤミはやめてよー。」
私が言うと彰君は笑う。
「はいはい。ちびっこさん。」
「彰君!」
「はいはい。」
そう言うと彰君は私の頭を軽く叩く。
――ドキッ。
「菜緒?」
私は彰君から顔をそむける。
だめだ。
彰君といるとついドキッとしちゃう。
いけないいけない…。
「な、なんでもない…。」
「ふーん?」
だめな私……。
すると
「彰、これ借りてたCD!」
「おー、サンキュー。」
彰君は友達からCDを受け取る。
……ん?
「菜緒も好き?これ。」
彰君は私にCDを見せる。
「あ、私も好き!いいよね!」
私は笑って彰君に言う。
「菜緒も好きなんだ。俺、これ初めて買ったんだ!」
「あ、私アルバム持ってるよ。」
「マジ!?今度貸して。」
「うん!」
彰君も好きなんだぁ。
なんか嬉しい…。
「菜緒と趣味合うとか嬉しいな。」
彰君は笑って言う。
――ドキッ。
まただ…。
私の心臓はどうしようもない。
彰君にドキドキしたくない…。
しちゃいけないのに…。
私……。
だめだね…。
あー…もう私ってば…。
だめだめだ…。


