Pure’s





意識して私と彰君は並んで歩いてるけどなかなか上手く話せない。



どうしよう…。



すると


――ギュッ…


――ドキッ。

彰君は私の手を握ってきたんだ。


しょ、彰君っ…。


「嫌?」


彰君は私に聞く。


私は動揺しながらも首を振る。



あー…顔熱いよぅ。



意識しまくり…。






――学校に着くと私達は騒がれた。



クラスのみんなの話題に。



「二人付き合ってるの!?」


「彰やるなぁ!」



みんなに冷やかされる度恥ずかしい私。



こんなの初めてだし。


彰君は席が隣だからずっと一緒。


意識しないわけがない。



授業中はクラスの人にやにやしながら見られながら私と彰君は授業。


や、やばいって。



すると



《修学旅行楽しみだな。今日二時間目予定決めるんだよ。》


彰君は私のノートの隅に書く。



………あ………


そ、そういえば修学旅行…


《そうだね。同じ班だもんね。》


私は彰君のノートの隅に書く。


《夜、たまに菜緒の部屋遊びに行っていい?》


………え………


彰君にまた書かれる。


へ、部屋に?


《いいけど…》


私は返事を彰君のノートに書く。


《トランプとか持ってくし。楽しもうな!オレ、菜緒と同じ班でうれしいし。》


………え………


――ドキン。



彰君から自分のノートに返事が来るとドキドキ。


彰君……。


嬉しいかぁ。


私は笑う。


私は彰君が好きなのかな?


友達としてじゃなく…


《私もうれしい。楽しもうね。》


私は彰君のノートに返事を書く。


すると彰君は笑った。


――ドキッ。



彰君の笑顔を見るとドキドキ。


やっぱりこれって……。



その後二人で授業をただぼーっと聞いていた。


修学旅行…かぁ。