〈♪〜♪♪〜…〉
………あ………
少しすると彰君からまた返信が。
《俺は菜緒にまた会いたかったからよかったよ?》
―――ドキッ。
し、彰君?
《なんで?》
私はそう返信する。
〈♪〜♪♪〜…〉
《俺、菜緒が幸せか気になってたから。》
少しすると彰君からまた返信が来た。
彰君……。
なんで?
別れたのは私が悪いんだよ?
こんな私の事なんか…。
《ありがとう。
私はこの通り幸せだよ。》
私はそう返信する。
〈♪♪〜♪♪…〉
《よかった。
俺、久々に菜緒の笑顔見れてよかったよ。》
彰君からの返信…。
彰君……。
なんでだろ。
心臓がまたおかしくなってる。
まるであの頃のときめきを取り戻すかのように。
だめなのに…。
《私も彰君が幸せそうでよかったよ(^O^)
じゃあまた明日。》
私はそう返信してメールを終わらせる。
彰君……。
私達は再会するべきじゃなかった。
再会しなければあのまま別々に幸せに…。
お互いのために離れてよかった。
そう私は思ってたの。
でも
まだ……。
〈♪♪♪♪〜♪♪…〉
………あ……
液晶画面には《輝》と表示されている。
電話…。
「はい。」
私は電話に出る。
『菜緒、今何してる?』
輝は私に聞く。
「え?今?家で暇してる…。」
『今から行っていい?』
「へ?いいけど…」
『よかった!妹が彼氏連れて来てさ!気まずいんだ。』
「大変だねー。」
『そ!お土産持ってくから待ってて!じゃ。』
そう言うと輝は電話を切る。
だよね。
私はちゃんと自分の幸せを大切にすればいいだけなんだ…。


