Pure’s








「菜緒、帰ろうぜ。」


「バイバイ真実!」


真実に言うと私は輝と帰る。







「なぁ、うちのクラス!かなり美人いるんだぜ?」



輝は教室を出るなり私に言う。


「へ?」


「男子みんな見とれてたよ!」


輝は笑って言う。


「そ。輝はどうなの?」


私は輝に聞く。


「あ?俺は可愛い可愛い菜緒ちゃんだけだよ!」


「は、はい?」


「菜緒、小さいし可愛いし。俺、菜緒は俺の好みのタイプとかなり一致するんだぞ?」


「小さいしいらないよ…」


「な、一瞬妬いた?ねぇ?」


輝は私に聞く。


「もお…」


すると


「あ、噂の美人発見!」


………え………



輝は前にいる女の子を指さす。


…………あ………



彼女の隣にいるのは…




「ね、彰!アイス帰りに食べてこうよ!」


「えー?」



彰君………。



確かに彰君の彼女美人さんだったよね…。


私はちびで色気なくガキだけど…。


やっぱりお似合いだぁ…。



「あれ?彼氏ってさっき菜緒の隣の席にいたやつじゃん!」


輝が私に言う。


「うん。友達…。」


「お似合いだねぇ。まぁ俺らも負けてないけど!」


輝は笑って言う。


本当にお似合い…。



あれ?


なんか

見ててモヤモヤするような…。


なんか複雑な…。


なんで?



「菜緒?どうした?」


輝は私の顔を覗き込む。


「へ?」



「ぼーっとしてたからさ!」


「あー…ごめん。」



私には輝がいて。


彰君には美人な彼女さんがいて。



そうだ。


別々に幸せになったんだよ。



気にしない気にしない。


気にしない……。



突然の再会に私は戸惑っていた。


過去は過去なのに


まだどこかで私は…。