Pure’s





「あの時は幼かったな。」


彰君は笑って言う。


「うん…。」


「でも今はお互い別々に幸せになれてよかったよ。」


彰君は笑って言う。


彰君……。


「うん。そうだね…。」


過去は過去だよ……。


「にしても菜緒、少しは成長しろよ?」


「はい?」


「牛乳、中学で飲んでた?」



「し、失礼な!私、ちびっ子な事気にしてるんだよー?」



「へぇ。昔は菜緒と背変わらなかったけど今は俺のが断然背高い。」


「い、イヤミ?」


「悔しかったら購買で牛乳いっぱい買って来いよ?」


「ひどーい!」



あー…よかった。


普通に接する事ができる。




すると


「菜緒!」


………あ………


「輝…。」


輝が教室に入って来た。


「彼氏…?」


彰君は私に聞く。


「うん。」


なんでだろ…。


胸がざわざわする。



「菜緒、B組マジ暇なんだけど。」


「だめだよー。だからってすぐ私んとこ来たら。友達できないよー?」


私は笑って輝に言う。


「えー?だって菜緒といる方が楽しいし。」


「あはは…」


なんだろ…。


この気持ち。


輝と話してるのに彰君の事ばっか気になる。



すると


「菜緒、彼氏と仲良いんだな。」


彰君は笑って言う。


……え……


「彰く…」


「俺、彼女のクラス行く。」


彰君はそう言うと教室を出た。


彰君……。


「何?アイツ。」


輝は私に聞く。


「と、友達…。」


「そうなんだ。イケメンじゃん。惚れるなよ?」


「う、うん。」




ねぇ彰君…。


私達は離れたままがよかったね。


再会してから私は気付いたんだ。



私はまだちゃんとあなたを過去にできてなかった。


なんで?


再会なんてしたくなかった……。


再会してなかったら私…。