〈ガチャ〉


「行ってきます!」


「行ってらっしゃい!」


――私と輝は用意が終わると家を出る。


「なーお!」


「ん?」


私が輝を見ると輝は笑って私の手を握る。


「高校も毎日一緒に登校しような?」


輝は笑って私に言う。


「うん!」


私は笑って言うと輝の手をギュッと握る。




小学生の時は幼すぎてだめだった。


でも今は


ちゃんとした恋をしようと頑張ってます。



輝は優しいし私の大切な彼氏なんだよ。



「菜緒、同じクラスだといいな。そしたら俺…菜緒守れるし。」


「守れる?」


私は輝に聞く。


「菜緒、可愛いから心配なんだよ。」


輝…。


「大丈夫だよ。私は輝の彼女だもん!私は輝のが心配だな!」



「俺は菜緒だけだ!」


輝は強い口調で言う。


「うん!」


私はそんな輝を見て笑った。









―――――――



「菜緒!早くクラス発表見ようぜ!」


「うん!」



二人で話してるとあっという間に学校に着いた。


私達はすぐにクラス発表の掲示板へ。



……えーっと……



――1年A組……。




か、か…。




………あ、あった!


川原菜緒……。



えーっと…


輝は……。



「菜緒、俺…Bだって。」


輝が言う。


………え………



私はB組の掲示板を見る。



本当だ……。


「ま、まぁ…休み時間行くし!大丈夫だよ?」


「あー…ショック…」


「輝ー。」



あー…輝かなりショックみたいね。


まあ私がいっぱい輝のクラス行けば大丈夫!



「輝、ほら!体育館行こう!」


「うん…。」


輝、へこんじゃった…。


あーあ……。