修学旅行三日間。
彰君と一緒にいる時間が多くて楽しく最高だった。
彰君を好きな気持ちは大きくなる。
ずっと仲良く一緒にいたかった。
学校で毎日会って、たまにどっかに遊びに行って。
だからあんな事になるなんて思わなかった。
一学期があっという間に終わり……
―――夏休み。
「お母さん早くー!」
「はいはい!」
今日は彰君と夏祭りなんだ。
エヘッ…楽しみ!
だって浴衣なんだよー?
「行ってきまーす!」
「転ばないでね?」
「はいはーい!」
用意が終わると私は家を出る。
彰君とお祭り!
花火もあるし。
楽しみ!!
――――――――
「彰くーん!!」
待ち合わせ場所に着くと私は先に来てた彰君を呼ぶ。
「……あ、菜緒!」
私は彰君の目の前に立つと笑って彰君を見る。
「どう?浴衣だよー。」
私は彰君に言う。
すると
「菜緒、可愛い。ドキドキしちゃうじゃん。」
彰君はそう笑って言うと私の手を握る。
「行こう?」
「うん!!」
ねぇ、彰君…。
私はこの日の事を忘れないよ……。
「彰君りんご飴食べよ!」
「お、いいな!あ、わた飴も食べよ?」
「うん!」
私達ははしゃぐ。
「はい、菜緒!」
「あ、ありがとう!」
私は彰君に射的でくまの人形をもらった。
「あ、もうすぐ花火だよ!」
「うん!行こう!」
私と彰君は一通り回ると河原に向かう。
〈ドーーンッ〉
「綺麗!」
私と彰君は手を繋ぎ花火を見る。
大好きな大切な人と見る花火。
本当に幸せだった。
見ている時間は…。


