席、また……。
彰君の隣……。
「あー…疲れた!」
彰君は私の隣で言う。
「うん…。」
でも最高だった……。
彰君とデートみたいな感じで…。
「なぁ、菜緒。」
「ん?」
私は彰君を見る。
「オレ、今日菜緒といっぱい一緒にいれて幸せだった。明日も楽しくやろうな?」
彰君は笑って私に言う。
「うん!」
私が言うと彰君は私の肩の上に頭を乗せる。
「し、彰君?」
「眠い。」
彰君はそう言うと眠る。
「私も寝る…。」
私もそう言うと眠る。
私達は寄り添って眠った。
忘れられない思い出のひとつ。
修学旅行………。
――――――――――
「あー…暇。」
夕飯、お風呂が終わると私は部屋に一人。
みんなトランプしに行ったんだよね。
すると
〈ガチャ〉
「菜緒!」
…あ…
「彰君!」
私は彰君に抱きつく。
「うぉ、どうした?」
「暇してた。」
私が言うと彰君は笑う。
「よし、オレが相手する。」
彰君はそう言うと私の頭を優しく撫でた。
「先生大丈夫かなぁ?」
私は彰君と二段ベッドの上で話す。
「大丈夫だよ。来たらやだな。オレ、このまま菜緒の隣で寝たい!」
「えー?」
「だって菜緒の隣落ち着くもん!」
彰君が言うと私は笑う。
すると
――ギュッ
………あ………
彰君は私の手を握る。
私は彰君を見る。
彰君を見ると彰君はにっこりと笑ってた。
私も笑う。
大好き……。
彰君とずっとこうしてたいな。
ずっと一緒でずっと大好きだといーな。
だけど………。


