ある日ー

「ね、亜姫は彼氏とかいたりする?」
「え?」
いきなりでびっくりした。
弁当の卵焼き食べようとしていて、
箸でつかんでいたのに、
そのせいでおとしてしまった。
だけど、弁当箱の中に入ったからよかった…!
「だから、彼氏はいる?」
あー…、2回も聞かなくていいのに!
「いないよ。」
「じゃ、過去には?」
「いませーん!悪い?」
「いや、そんなことないんだけどさ。」
「なによ。」
「いや…ならいい。」
変なの…
もし、もしいたらなんだというんだ。
「けど、漣はいたりするでしょ?」
「いねぇーよ。」
「うっそだー!だってこんなにかっこいいのに!」
本当のことだ。
漣はカッコいいから誰にでもモテそう…
「いたら、ここに来ませんよー!」
「そっか!」
なるほど!彼女いたら、私なんかと一緒にいないよね。
「そーだよ。」
なんだか、漣は顔が真っ赤になっていた。
熱でもあるのかな?それとも風邪?
「だいたい、なんでこの話?」
「考えんな。」
「えー!」
気になる…!!
なぜこの質問をしてきたのか…