白紙ノート

前から手が出てきた。
「気づかなくてごめん。手握ってればちょっとはマシだろ?」
「ありがとう。」
嬉しかった。気遣ってくれる漣がとても大人に見えた。

そして、お祭り会場に着くとそこは人だかり。
人だらけで迷子になりそうなくらい
混んでいた。

漣は繋いでいた手をさっきより強く握った。

そのおかげで迷子にはならなかった。
よかった〜