白紙ノート

その日は、喋ったりレンタルしたDVD見たりして終わった。

「あ…。もう7時だ…。」
「そうだな、帰らないといけないな。」
「うん…。」
寂しいな…なんて思っていると
「そんな悲しい顔すんなよ。」
見透かされた…
「ごめ…」
そのときグイッと腕を引っ張られて
漣の胸の中に体が引き寄せられた。
「俺まで寂しくなるだろ?」
漣も同じ気持ちなんだなと思った。
「うん…。」
そのとき、唇が重なり合った。
え…。
どうしよ。心臓が……!
鳴り止まない……。
顔が赤くなっていくのがわかった。