白紙ノート

ーそして、約束の日がやってきた。

「どうしよ。とうとうこの日が…」
もう日曜だよ。
あと、1時間後には漣がくる。
なんだだろ…
なんだかものすごく緊張してきた。

漣が家に来るよ。ってお母さんにあの日伝えると、
「きゃー！」って言ってた。
一人で大喜び。
まったく、どこの女子高生だよ！


ーピーンポーン…
お！言ってるうちに来た来た！
「いらっしゃい。あがって。」
「ありがとう。おじゃましまーす。」

リビングに行くとお母さんがいつもよりオシャレな洋服を着ていた。
そして、いろいろとお菓子などを用意していた。
「あら、こんにちは。漣くんだっけ？」
「おじゃまします。はじめまして、漣といいます。」
漣がペコッと礼儀正しくお辞儀をした。