白紙ノート

「だって、その首にしてるものは何かしら?」
「えっ!」
「亜姫は見えないようにしてるみたいだけど、バレバレだし、最近かわいくなってきたし、男の子って言ったらあの子だけじゃない!認めなよ〜。」
「そう?可愛い?ありがと。」
「認めなよ〜。お母さん、大人しくするから!ね?教えて!」
こんな娘の恋愛にしつこいお母さんいるのかな?世界中に…
「そうだよ…」
私は、諦めた…
「やっぱり!名前は?」
「漣…佐伯漣だよ。」
「へー!カッコいいのね!名前からして。」
「顔もイケメンだと思う…」
「今度お母さんにも紹介してね!」
「は…はぁ~……。」
「よろしく!」
そして、もとのところに戻っていった。

私は、部屋に行った。
「バレちゃったよ…」
バレちゃったし、紹介してねなんて言われたし…
紹介してねって…
漣はどう思うんだろ。
早すぎると思うけどな…