そして、漣の住んでいる部屋の前まで来た。 ーガチャ… 「お邪魔しまーす。」 「どーぞ。」 わぁぁ… 初めてだ…。友達の家に遊びに来るなんて…。 入っていくとどこもきちんと整理してあった。すごいな… 「そこの部屋に入ってどこでもいいから座ってて。」 「あ、いや、何か手伝うよ!」 「いや、いいって。」 だって、大人しくできない… 落ち着かない… 「そういうわけにもいかないし」 「ホントに大丈夫だから。だいたい、亜姫はお客様だからね。座ってて?」 「わかった。」 なんだか、申し訳ないな。