白紙ノート


可愛い…。
「漣!!起きろー!」
「うわっ!お前なんなんだよ。」
「超探したんだよ!」
「なんでココがわかったんだよ。」
「これが落ちてたから。」
その子は、手を広げた。
手の中にあったもの…
それは、いつも漣がつけているピアスだった。
「あ!気付かなかった…」
漣はすごく驚いている。
なんだか、複雑なかんじがしてきた。
なんだろ、この気持ち…
「ほら!立って!帰るよ!」
「わかったよ、行けばいいんだろ。」
漣は立った。
それと同時に私は体育館の壁の影に移動した。
そして、その光景をコソッと眺めていたら、
漣がこっちに振り返った。
そして、目があった…
すごくびっくりした顔をした。
まさか、私がここにいるなんて思わなかったんだろう。

あの子は彼女なのかな?