「本当に好きなやつが居たとしてもそいつを彼女になんてできねぇよ」
「なんで??」
「俺ん家って蒼山財閥だろ?
だから俺と結婚とかするってなると色々面倒なんだよ。だからそんな苦労させたくない」
シオン…
本当はすっごく優しい人なんだねきっと
でもそんなんじゃシオンが幸せになれないよ
今だってそんな悲しそうな目で私を見て…
そんな顔しないで
「それは…本当に好き同士なら乗り越えられると思うの。だからいいんじゃないかな?」
「そうかもな
でも婚約者の件とかもあるんだぜ?」
「それも二人で乗り越えなきゃなんじゃない?
シオンが我慢する必要なんてないよ!」
私はしっかりシオンの目を見て言うと
シオンは少しだけ肩の荷が降りたような
そんな表情になった
「そうだな
どうせ両親日本いねぇし反抗すっか」
そう意地悪く笑ったシオンは
私のほっぺにキスしました!
だめだ〜死にそう…
キュン死しちゃうー
「聞いてくれたご褒美な!
あと、んなこと言ったからには覚悟しろよ?」
覚悟!?なにを!?
「もうちょっとじらして楽しむから
あ、あと何かあったら俺に言えよ?」
全く状況がつかめない
「わかった」
するとそこに



