「また奴が復活しないうちに、急ぎますかぁ」


「……本によれば、下手すれば100年とかそこらですよ?」


「それ、最後の文から何百年もたってんだろ?なら、どうなるかわかんねぇって」





馬車はゆっくりと、でも確実に



目的の場所へと進んで行く





「モルテアがいれば楽なんでしょうけどね」






その小さな姿は、今はもう




ココにはなかった