冥王Ⅱー白黒の錠と四つの鍵ー




「そういやぁよ、ツヌムに着いた後、どうするか決めてんのか?」


「向こうはマタルカの情報次第でしょうが、我々に関しては獅子王、および龍についての情報収集になるかと」


「ふぅん、情報がねえのはどの国も同じか」




数個、取っ手を壊した時点で、リャンさんに「もうお前、開けんな」と怒られてしまいましたぁ。現在2人の後ろをのんびり歩いています


えぇ、思いっきりバレてましたよぉ、壊してたの。



いやぁ、途中で俺とは別の道や部屋行ってたからバレてないかと。




「今更だが、お前らまで俺に着いてくる必要はなかったんだぞ?」


「本当に今更ですね」


「ですねぇ」




本来なら、リャンヤルだけが別行動を取るつもりだった。だが、そこに俺達が加わった。


仲間になったのだから、1人行動させるわけないじゃないですかぁ。ましてや、イーチェさん同様狙われてる身の人を。



彼が別行動を取りたがる理由は、イーチェさんらしい。なんでも、魔力の相性が良くないんだとか



彼女が覚醒前で不安定な魔力だから、リャンさんの魔力も近くにいるとそれに引きずられるらしい。俺にはよく分かりませんが。



『白と黒の龍は表裏一体。それは器も同じ事。魔力が不安定すぎて、昼間はどうしても、魔法が安定しなくなっちまう』




無理矢理打とうものなら、魔力が暴走しそうになるようです。平然と打っていた気がしますが、そこも彼の力の証拠でしょう。しかし、面倒な力ですねぇ



『あの子には言うなよ。余計に魔力が不安定になって、覚醒から遠のく』





という、優しさがあり、彼は別行動を望んだ。それにオマケの俺達が着いて来たというわけだ。




まぁ、彼によれば夜はむしろイーチェが彼の魔力に引っ張られ、魔法を使いやすくなるらしい。が、使いやすくなるだけで、覚醒にはなんら関係ないらしい。



龍の力なら、すぐにそうだとわかるんだとか。実際に見せてもらったときは、凄いなぁぐらいの感想で、龍云々は全く分かりませんでしたが。



リキはわかったようですが。



やっぱり俺には放射系の魔法はさっぱりです