目的の船を探し出すのに、随分時間がかかってしまった。
ようやく見つけ出した船は、商船のような少し大きめの船で、甲板には、木箱や布に包まれた箱が多く乗っていた。
「なーんか見た事ある船ですねぇ?」
「ガイン。貴方、乗った事あるでしょう」
「え」
……記憶にございませんけどぉ?
まぁ、見た事ある気がしますから、乗ったんでしょーけど
「リャンヤル、一度動かせるか試してみましょうか」
「おー」
いつの間にか、船への飛び降りていた2人を慌てて追いかける。
速いですよぉ!!
「で、この後、奴らと合流すんのか?」
「えぇ。既に連絡しています。近いうちに返事が来るでしょうから、それまで………何しましょうか」
「おい」
この後の事は無計画ですかぁ
「じゃ、迎えに行きますかぁ?」
「そうだな、ここにいたって暇だし」
「リャンヤル、貴方はここで留守番ですよ?」
「何でだよ!!」
「いや、だって敵が来たら船動かせるの貴方だけじゃないですか。自分もガインもそこまでの魔力はありませんから」
「隠せばいいだろ。しかも、そんな簡単に見つかる場所じゃねえし」
「海から来れば一発アウトでしょうが」
「………」
その考えはなかったという顔をするリャンさん。
陸からじゃありませんもんねぇ
「それに、迎えも自分の鳥がいますので不必要ですよ」
「そうでしたねぇ。忘れてましたぁ、鳥の存在」
「相方の魔法を忘れるとは」
「だって、そんな使わないじゃないですかぁ、リキさーん」


