冥王Ⅱー白黒の錠と四つの鍵ー





目的の船を探し出すのに、随分時間がかかってしまった。



ようやく見つけ出した船は、商船のような少し大きめの船で、甲板には、木箱や布に包まれた箱が多く乗っていた。



「なーんか見た事ある船ですねぇ?」


「ガイン。貴方、乗った事あるでしょう」


「え」




……記憶にございませんけどぉ?



まぁ、見た事ある気がしますから、乗ったんでしょーけど




「リャンヤル、一度動かせるか試してみましょうか」


「おー」




いつの間にか、船への飛び降りていた2人を慌てて追いかける。



速いですよぉ!!




「で、この後、奴らと合流すんのか?」


「えぇ。既に連絡しています。近いうちに返事が来るでしょうから、それまで………何しましょうか」


「おい」





この後の事は無計画ですかぁ





「じゃ、迎えに行きますかぁ?」


「そうだな、ここにいたって暇だし」


「リャンヤル、貴方はここで留守番ですよ?」


「何でだよ!!」


「いや、だって敵が来たら船動かせるの貴方だけじゃないですか。自分もガインもそこまでの魔力はありませんから」


「隠せばいいだろ。しかも、そんな簡単に見つかる場所じゃねえし」


「海から来れば一発アウトでしょうが」


「………」




その考えはなかったという顔をするリャンさん。



陸からじゃありませんもんねぇ




「それに、迎えも自分の鳥がいますので不必要ですよ」


「そうでしたねぇ。忘れてましたぁ、鳥の存在」


「相方の魔法を忘れるとは」


「だって、そんな使わないじゃないですかぁ、リキさーん」