冥王Ⅱー白黒の錠と四つの鍵ー




「操縦士、いないんですかぁ?」


「ある人物が使えと貸してくれるそうです。自分は、先に進めないからと」


「進めない?」


「魔力で動くタイプの船ですので、リャンヤルの魔力ぐらいあれば問題ないかと」


「……そんな船聞いた事ねぇけど」


「古い船だそうです」




………どっかで聞いた事ありますねぇ、それ



何処だったかな




まぁ、いいや。



「で、それは何処にあるんですかぁ?」


「知りません。それを探しに来たんです」


「「は?」」




おっと、リャンさんと被ってしまった。





「何処かにとめてあるそうですので」


「……何で詳しく聞かなかったんですかぁ、てかそれなら本当に置いてあるか怪しいじゃないですかぁ」


「大丈夫ですよ。彼らはモルテアの知り合いですから」


「モルさんの?」




モルさんに知り合いなんていましたっけ??





「ふぅん。あのガキに知り合いなんざいたんだな」


「やっぱり、そう思いますよねぇ」


「彼、百歳を超えてるらしいですからね。知り合いでも、まぁおかしくないですよ」


「へぇ」





百歳で、あの見た目は十分おかしく思うんですけどねぇ。普通の人間に見えましたし。