「で、リキ達は海岸沿いに進むんだっけ」
「えぇ。先に第四大陸、ツヌムに渡る準備といいますか。龍が住まう大陸といいますし」
「………んじゃ、そこに6匹いると?」
「さぁ。どうでしょうかね」
ナンティルが解読した本に書かれてあった魔法
完全封印術。それには6匹の龍が必要だという事
………捕まえるとか無理だろ、おい。
「でも、リャンちゃんの中に一匹………いるんじゃ」
「んじゃ、他四匹にも器が存在すると?あー、それだったら面倒だな」
「とにかく、第四大陸に進む事は決まっていますし……その後はナンティルとマタルカ次第ですよ」
「そのマタルカは俺達で探すと」
「えぇ。」
「そんな簡単に見つかるかねぇ?」
「見つかるんじゃない?ナンティル、なんとなくだけど、場所分かるかもとか言ってたし」
「おい、それ初耳だぞ」
安全なんて存在しない旅路
ただ、未来の為に動くだけ。
さぁ、神はどっちに味方する?