『遅くなってゴメン!!』
その声で、ぼんやりしていた私は我に返った。


私は首を横に振って、ニコリと笑った。
先輩は笑っていった。
『良かった。じゃあ、お茶でも飲みながら話そうか。』


私は先輩と並んで、中学の時の話や最近のお互いの近況を話ながらファミレスに向かった。


『所でさっきの話なんだけど、バイトやらない?』


私はハッとして答えた。
『私なんかで良いんですか?』

先輩は笑って答えた。
『大丈夫だよ!』

私には珍しく即答で答えた。
『やってみます。』


すると先輩は嬉しそうに言った。
『じゃあ、一応面接を店長がするから、面接の詳しい日時が決まったら連絡するから、電話番号教えて。』


私は番号を教えて先輩と別れた。
家路についた私は夜風を浴びながら何処か自分がウキウキしていることを楽しんでいた。
この退屈な日々から抜け出せると、確信していた。