昼食の時間

ゆいかは机を嫌がってるなみえの机にくっつけて喋り出す。


ゆいか
「ねーねー、前からいいと思ってたんだけどー、好きな人できちゃったあ!」

なみえ
「えー、だれだれ?」呆れ顔

そういって2人は椅子に座る

ゆいか
「ふっ、ふっ、ふっ、知りたい?」

なみえ
「そんなこというんだから、勝手に言い出すんでしょ笑」

苦笑いでなみえはお弁当を広げ始めた

ゆいか
「ひーどーいっ!じゃあいわないもん」スネッ

なみえ
「あー、はいはい…」
「おしえてぇー、ゆいかちゃーん」1オクターブ高め

ゆいか
「しょうがないなー。きゃはっ!センパイだよ」

なみえはゆいかの話を聞きながらプチトマトを食べる
ゆいかは言い終えた後プチトマトをホワイトチョコにつけて食べる

なみえ
「はい、おわったねー」
鼻で笑いながら、お弁当に夢中になり始めたなみえ

ゆいか
「絶対付き合ってやるし!プン!」

といいながらゆいかはウィンナーをはちみつにつけ、頬張った


なみえ
「おー、おー、がんばれがんばれ笑」

ゆいか
「もっほおうえんひほ!!」

ゆいかの口にはウィンナーとはちみつがまだ残っている…

なみえ
「見苦しいな…」


なぜなみえはこんな事を言うのかというと、ゆいかは毎回叶わない相手に恋をしていつの間にか忘れてまた繰り返すからだ。

結果、ゆいかの夢見がちな叶わない恋と現実的なひたむきな努力で
どんどん外見と色気(だけ)が磨かれて行く。
そして、ナンパや合コンに誘われやすいので(ロクなものじゃない)出逢いと知り合いは多い

ゆいかの恋愛に振り回されているなみえは、男を見る目と男ウケがいいコミュ力が鍛えられ、ゆいかが恋した時もわかるようになった。(ゆいかが恋したらできるだけ避けるようにしている)

やはり1番役に立っているのはゆいかが恋した時わかる能力だ。

男を見る目はヒモやDV男を見分けるだけでなく、見ただけで相手の好きなタイプや性格がわかるのだ。

ある意味ゆいかのおかげで3冊は本を出せるほど、男に詳しくなってしまった