「はぁっはぁっ。」




入り口から
息を荒くした
男の子が入ってきた




2人



スーツ着てるし
おそらく入学式に
出席する人だろう





「受付はこちらです。」




真奈の呼ぶ声に反応して
2人はこちらへ歩いてくる






「お名前をお願いします。」




「はぁっ。んっ。椿…日向。」





「はい。DAY3ですね。」




「ん。あぁ。」




「こちらプログラムと書類の


入ったファイルです。


これを持って


中に入ってください。」




あたしは渡す時に
少しだけ顔を見た。





「ひな…た?」




えっ…うそっ…



神様、これは現実でしょうか…




「あお….い?」


その声はどこか懐かしい


現実だ…



運命っていうんですか?これ!!





日向は
びっくりした表情で
あたしを見つめていた。