ひまわりの約束



「発症した当時
ちょうど2年前


入院して
集中的に治療を開始したの。


手術の選択もあったんだけど

日向はしないって決断をしたの。

ギリギリまでは薬でって。
高校も卒業したいしって


だから
辛い入院生活も頑張って
動画で授業受けて


去年末に退院して
学校にも通えるようになったけど

前の高校は単位がギリギリで…

地元でゆっくり過ごしたいって
地元にパパと帰ってきて
葵ちゃんと同じ高校に
通うことになったの。



私たちが
精一杯できることは
葵ちゃんに会わせることだと思ってたからね。


それで少しでも…
前向きになればって。」





「…あたし嬉しかったです。

日向と会えて
変わってしまってたけど

また一緒に思い出作れるから。」



「…葵ちゃん。日向のこと。


よろしくお願いします。


葵ちゃんにしか
心は開けんから。」

頭を下げる花凛さん

あたしは上げてくださいと促した。


「…日向には葵ちゃんが必要だから。」

「…あたしにも日向が必要です。

幼い頃の関係に戻りたいと思ってます。

できることはするつもりです。」


「ありがとう。葵ちゃん。」



「おぉい。姉貴。いるか?」


「噂をすれば。日向が来たみたい。」


「えっあっ!」


…なんで
タイミング悪いようー。


「この際、じっくり話しぃ?」


「えっ。でも…」

「部屋なら2階に別部屋あるから。

はぁい!今出る!」


そう言って花凛さんは
玄関に向かっていった。


…って言われてもぉ



ドキドキが止まらない


あたしは必死に
深呼吸して
落ち着かせた。