さみしくて
悲しくなった


あの夏祭りから1週間


あたしは1人
ひまわり畑に来た。



ひまわりは
旬が過ぎかけてるから
先週よりかは綺麗やないけど…




あたしはベンチに腰掛けて
携帯を開く



「…きてないか…」




あれからというものの

日向からの連絡は一切ない。


電話番号もアドレスも知らない。


唯一のメッセージも


トークルームを出て、
アカウントまで消えてたら


こっちからは連絡すらできないよ…






「…やっぱりあたしたちはもう…っ」


…あんな仲良かった頃には

戻れないんかな…?





せっかく再会できたんだ。
来年の3月でまた離れ離れになるかもしれないのに
このままなんて…嫌だよ…




「…ふぅ。」



あたしは蒼くキラキラと
輝いた空を見上げた。



「…綺麗な空」



どこかで日向も見てるかな?
そう思いながら…



でもあたしの頭にはもう一つ



赤崎くんからの告白。


嬉しかった。
いつも優しくしてくれるし
いい人だとは思ってたから…


でも何処かに
日向への想いもあるようで…



複雑なんだ。



前に進むには
彼と付き合うことも
1つの手かもしれんけどさ…



…このこと
日向に言ったら…

どんな反応するやろ?