最後の野外活動として、男女二人一組で仮装大会をするらしい。

しばらくその格好でいなくてはならないのだという。

ペアが決まったら紙に、二人の名前を書かなきゃいけやないんだそう。

「どんな服があるかなーー?」

と、愛美ちゃんに言った。

正直、すっごく楽しみ♪♪


「なかなか着れないやつがいいよねー!巫女さんとか!」

「あ、いいね!それ!!」

「っていうか、男女にする意味あるのかなー?」

「あははー、ちょうど半分ずつ男子と女子がいるからね~」

と、苦笑い。

「愛美ちゃんは、誰かいるの?」

「えっ?////」

「赤いよ?」

「ま、まあいるかな。どうせ組まなきゃいけないんだし!」


ほっぺがりんごみたーい!可愛いな~。


「そういう萌は?青葉くんに“一緒にやろー”って言わないの?」

と、甘えた言い方で言った愛美ちゃん。

そんなの恥ずかしいじゃん!!

言えないーー!!

「青葉のファンはいっぱいいるよ?誰かともう組んでるんじゃないかな?」

「うわ~。あきらめてんの?」

お姉ちゃん肌だなーと改めて思う。

「いや……その……」